急性膀胱炎|青梅市の泌尿器科・内科|東青梅診療所

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急性膀胱炎

  • このような異常や違和感はありませんか?
  • そもそも急性膀胱炎とは?
  • 急性膀胱炎が起こる原因
  • 急性膀胱炎の検査 ・治療方法
  • 急性膀胱炎にならないための対策
  • 急性膀胱炎でお悩みの方は当院へご来院ください

このような異常や違和感はありませんか?

  • 排尿時の痛み
  • 頻尿
  • 排尿痛を伴う肉眼的血尿(高齢者の場合は症状が乏しい場合もあります)
  • 尿意切迫感
  • 尿の濁り
  • 膀胱部の不快感

そもそも急性膀胱炎とは

 急性膀胱炎は、尿路感染症の一つであり、主に尿路における細菌感染症です。細菌が尿路の粘膜に付着し、さらに粘膜下層へ浸潤、増殖することで炎症を引き起こします。膀胱炎は、膀胱の粘膜に炎症が生じるため、排尿時の痛みや頻尿、尿意切迫感などの膀胱刺激症状が現れます。尿路感染症には上部尿路感染症と下部尿路感染症があります。膀胱炎は下部尿路感染症の代表的な疾患であり、急性膀胱炎と慢性膀胱炎に分類されます。

急性膀胱炎は、急激に発症し、症状は患者さんによって様々です。特に若い女性では強い症状を呈することが多く、閉経後の女性では症状が軽く、時に慢性的な経過をたどることもあります。慢性膀胱炎は主に高齢者に見られ、比較的ゆっくりと進行します。成人男性は原則として単純性膀胱炎を発症しません。

膀胱炎は基礎疾患の有無によって複雑性膀胱炎と単純性膀胱炎に分けられます。複雑性膀胱炎は、局所(尿路)または全身的な基礎疾患を有する患者に発症する膀胱炎であり、原因となる基礎疾患が明らかでない場合は単純性膀胱炎と呼ばれます。

女性は尿道が男性よりも短いため、膀胱炎にかかりやすい傾向があります。一方、成人男性は尿道が長く、基礎疾患がない限り膀胱炎を発症しにくいです。そのため、成人以上の男性で尿路感染症が発症した場合は、複雑性尿路感染症と判断されることがあります。複雑性膀胱炎の基礎疾患としては、成人では前立腺肥大症、尿道狭窄などの男性の下部尿路閉塞疾患、神経因性膀胱、水腎症、尿路結石、尿路腫瘍、尿路カテーテルに合併するもの(カテーテル関連尿路感染症)、糖尿病などが考えられます。小児では膀胱尿管逆流(VUR)、重複腎盂尿管、尿管狭窄、尿管瘤、尿道憩室などの先天的な疾患も関与する可能性があります。

膀胱炎の診断には、問診と診察が重要です。問診では、膀胱炎の症状や尿路感染症のリスク要因を確認します。診察では、排尿時の痛みや膀胱部の不快感などの症状を評価します。また、初診時には明らかな基礎疾患の有無を確認するための質問も行います。

急性膀胱炎が起こる原因

急性膀胱炎が起こる一般的な原因は次のとおりです:

  1. 細菌感染:急性膀胱炎の最も一般的な原因は、細菌による感染です。通常、大腸菌などの細菌が尿道を経由して膀胱に入り、感染を引き起こします。特に女性は男性に比べて尿道が短く、細菌が膀胱に到達する可能性が高くなります。

  2. 排尿障害の合併:膀胱に尿が長時間滞留することが、急性膀胱炎の原因になることがあります。例えば、神経因性膀胱や前立腺肥大症、骨盤内手術の治療歴(子宮、膀胱、直腸)などの基礎疾患がある患者さんは排尿障害を併発しやすくなるため膀胱炎が起こりやすくなります。

  3. 性行為:性行為中に細菌が尿道に入り込んで膀胱炎を引き起こすことがあります。

  4. 先天性の泌尿器の解剖的異常:膀胱の構造や機能に問題がある場合には、感染が起こるリスクが高まります。

  5. 免疫機能の低下:抗がん剤治療中や、高齢患者さんで基礎疾患が多数あり免疫機能が低下している人は、細菌に対抗する能力が低くなるため、感染しやすくなります。

 

急性膀胱炎の検査・治療方法

  • 尿検査(尿定性、尿沈渣)、尿培養検査
  • エコー検査や採血を施行する事があります(疾患の状況、持続時間が長い場合、血尿などの症状が著名な場合、特に膀胱炎と似た症状を呈する他疾患を否定する場合には施行します)
  • 治療は、抗生物質がメインで、補助として漢方薬や、排尿改善薬などを併用する場合があります。

急性膀胱炎にならないための対策

  • 適切な水分摂取:十分な水分を摂ることで尿を薄め、細菌の増殖を抑える可能性があります。
  • 基本的な衛生対策:トイレ後に手洗いを行い、清潔な下着を着用することが重要です。
  • 症状があった場合に泌尿器科専門医になるべく早く受診する事。


急性膀胱炎でお悩みの方は当院へご来院ください


当院では膀胱炎で悩んでいる貴方のために、最適な診察や検査、治療まで丁寧な対応を意識しております。症状は同じでも患者さんそれぞれに個別具体的な治療や予防方法についてご提案・ご説明いたします。少しでも気になる症状や違和感が発生している場合は、東青梅診療所に一度ご相談ください!

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東青梅診療所
院長:武信 康弘