過活動膀胱|青梅市の泌尿器科・内科|東青梅診療所

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過活動膀胱

【目次】

  1. 疾患情報(疫学・病態)
  2. 過活動膀胱の定義と症状
  3. 過活動膀胱の原因
  4. 過活動膀胱の検査
  5. 過活動膀胱の治療方法
  6. 過活動膀胱を予防するための対策



【疾患情報(疫学・病態)】
過活動膀胱は、突然の尿意や急激な我慢できない尿意といった、いわゆる”尿意切迫感”を主症状とし、通常はこれに頻尿や夜間頻尿を伴い、場合によっては切迫性尿失禁を合併する状態を総称して過活動膀胱と呼ばれます。過活動膀胱では、蓄尿中の膀胱平滑筋の不随意収縮(排尿筋過活動)をしばしば伴います。国内の疫学調査では、40歳以上の成人の12.4%に過活動膀胱を認めることが報告されています。

過活動膀胱の病態については、膀胱平滑筋の過度の収縮が主要な要素とされています。この収縮は正常な排尿時に起こる収縮とは異なり、尿意切迫感や頻尿といった症状を引き起こします。神経の調節が正常でなくなることにより、膀胱平滑筋の過活動が引き起こされると考えられています。

【 過活動膀胱の定義と症状】
過活動膀胱は、尿意切迫感を主症状とし、通常はこれに頻尿、夜間頻尿を伴い、場合によっては切迫性尿失禁を合併する状態を指します。具体的な症状としては、以下のようなものが挙げられます:

  • 尿意切迫感:急に強い尿意が起こり、抑えることが困難な病的な感覚。
  • 頻尿:通常よりも頻繁に排尿すること。
  • 夜間頻尿:夜間に複数回の排尿をすること。
  • 切迫性尿失禁:尿意切迫感が強まった際に、意図せず尿が漏れること。

【過活動膀胱の原因】
過活動膀胱の原因は複数あります。主な原因としては以下のようなものがあります:

  • 神経疾患:神経の調節が正常に機能せず、膀胱平滑筋の過活動を引き起こすことがあります。
  • 下部尿路閉塞:前立腺肥大症や骨盤臓器脱などが膀胱の正常な排尿を妨げ、過活動膀胱を引き起こすことがあります。
  • 加齢:加齢による膀胱の筋力低下や神経機能の変化が過活動膀胱の原因となることがあります。
  • 骨盤底の脆弱化:女性では骨盤底の筋肉や組織の脆弱化が過活動膀胱の原因となることがあります。
  • 特発性:原因が特定できない場合もあります。

これらの原因が組み合わさることもあり、個々の患者によって異なる原因が関与している場合があります。
 

【過活動膀胱の検査】
過活動膀胱の診断に至る検査には、以下のような検査が行われる場合があります:

  • 尿検査:尿路感染症や他の尿路疾患を排除するために行われます。
  • 超音波検査:膀胱の残尿量や前立腺の状態を確認するために行われることがあります。
  • 尿流量測定:尿の排出量や排尿の勢いを測定し、尿路の機能を評価します。
  • 排尿日誌:排尿回数や尿意切迫感の頻度を数日間記録し、症状の評価に役立てることがあります。

これらの検査は、過活動膀胱の診断や他の尿路疾患の鑑別に役立ちます。

【 過活動膀胱の治療方法】
過活動膀胱の治療方法には、以下のようなものがあります:

  • 薬物療法:抗コリン薬やβ3作動薬などの薬物が使用され、膀胱平滑筋の過活動を抑制します。
  • 神経調整療法:膀胱神経刺激療法やボツリヌス毒素注射などが行われ、膀胱の神経調節を改善することを目指します(当院では現在、これらの治療は施行していません)。
  • 外科的治療:重度の過活動膀胱を合併する原疾患に対しては、手術的な処置が必要な場合もあります。例えば前立腺肥大症に合併する過活動膀胱では、前立腺肥大症の手術を施行することにより、過活動膀胱の症状が改善される場合があります。

治療方法は患者の症状の重さや原因によって異なります。医師との相談のもと、最適な治療方法が選択されます。

【 過活動膀胱を予防するための対策】
過活動膀胱を予防するためには、以下のような対策が有効です:

  • 適切な水分摂取:適度な水分を摂り、膀胱の正常な機能を維持します。
  • 健康的な生活習慣:適度な運動、バランスの取れた食事、アルコールの管理、ストレス管理など、健康的な生活習慣を心がけます。
これらの対策は、過活動膀胱の症状を軽減するのに役立ちます。

【お悩みの方は当院へご来院ください】
もし過活動膀胱の症状にお悩みの方は、当院にご相談ください。泌尿器科専門医が適切な診断と治療を行います。過活動膀胱の症状は日常生活に大きな影響を及ぼすことがありますが、適切な治療や対策を行うことで症状を軽減できる場合があります。当院の専門医師が丁寧に対応し、患者さんの生活の質を向上させるお手伝いをいたします。ご不明な点や疑問点がありましたら、ご相談ください。