脂質異常症(高コレステロール血症)|青梅市の泌尿器科・内科|東青梅診療所

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脂質異常症(高コレステロール血症)



  •  そもそも脂質異常症(高コレステロール血症)とはどのような疾患でしょうか? 
  • 脂質異常症(高コレステロール血症)の原因 と治療目標
  • 脂質異常症(高コレステロール血症)の検査 
  • 脂質異常症(高コレステロール血症)の治療
  • 脂質異常症(高コレステロール血症)がご心配な方は当院へご来院ください


 そもそも脂質異常症(高コレステロール血症)とはどのような疾患でしょうか?

脂質異常症(高コレステロール血症)は、血液中の脂質(脂肪)が正常よりも高いレベルで存在する状態を指します。主にコレステロールが高い状態が知られており、これが動脈硬化や心血管疾患のリスクを増加させることがあります。

脂質異常症(高コレステロール血症)とは?

脂質異常症(高コレステロール血症)とは、血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)の数値が高い状態を指します。これは動脈硬化症(血管が詰まる病気)の大きな危険因子の1つです。具体的には、血液中の脂質のバランスが崩れてしまい、動脈に脂質が蓄積しやすくなる状態を示します。

診断とリスク

脂質異常症(高コレステロール血症)を診断するためには、まず血液検査で脂質異常症(高コレステロール血症)の診断をつけます。特に日本人では、総コレステロール(血液中の脂質の総量)が220mg/dL(LDL-C相当で140mg/dL以上)を超える人が増えています。動脈硬化性疾患予防ガイドラインでは、LDL-C値が140mg/dL以上で高コレステロール血症とされています。ただし、治療の基準はこれとは別に設定されています。

原因と治療目標

脂質異常症(高コレステロール血症)の主な原因は、遺伝的要因や生活習慣、食事内容などが関与しています。遺伝的な要因によってコレステロール代謝が崩れる場合や、食事で摂取される飽和脂肪やトランス脂肪が多い場合に高コレステロール血症が引き起こされることがあります。

治療目標と分類

脂質異常症(高コレステロール血症)の治療目標は、個々の患者の動脈硬化性疾患のリスクによって異なります。動脈硬化性疾患予防ガイドラインでは、冠動脈疾患の発症リスクを評価し、それに基づいて患者を低リスク群から高リスク群に分類しています。治療目標は、例えば低リスク群ではLDL-C 160mg/dL以下、中リスク群では140mg/dL以下、高リスク群では120mg/dL以下となります。

検査(コレステロール値の測定と意義)

脂質異常症(高コレステロール血症)の診断には、血液検査が一般的に用いられます。主な指標としては、総コレステロール、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)、HDLコレステロール(善玉コレステロール)、トリグリセリドなどがあります。これらの値を基に、脂質代謝の状態を評価します。一般的には空腹時に採血し、LDL-C値を適切に抑えることで、動脈硬化性疾患のリスクを減少させることができます。

治療

脂質異常症(高コレステロール血症)の治療には、生活習慣の改善と必要に応じて薬物療法が行われます。食事改善や運動習慣の見直しは非常に重要であり、飽和脂肪やトランス脂肪を制限し、食物繊維や健康的な脂質を摂取することが勧められます。薬物療法は、脂質値が高くリスクがある場合に考慮され、医師の指導のもとで行われます。

脂質異常症(高コレステロール血症)の治療について

脂質異常症(高コレステロール血症)の治療は、心疾患や脳血管疾患を予防し、健康を守るために大切な治療です。

一次予防と二次予防の違い

脂質異常症(高コレステロール血症)の治療は、「予防」の考え方で2つのステップに分かれます。一次予防では、心臓の問題を起こす前に生活習慣を見直して、薬を使うかどうか考えます。二次予防では、既に心臓の問題がある方は、生活習慣の改善と一緒に薬物治療を使って心臓を守ります。

一次予防

一次予防は、心臓の問題を未然に防ぐための段階です。まず、生活習慣の見直しを試みます。バランスの良い食事、適度な運動、喫煙を避けることなどが含まれます。これによって、血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)をコントロールし、心臓の健康を保つことを目指します。しかし、生活の改善だけでは目標値に届かない場合、医師の指示のもと、薬物治療(スタチン系薬剤など)も検討されます。一次予防では、心臓のリスクを最小限に抑えるために、生活習慣改善から始めるのが重要です。

二次予防

二次予防は、既に心臓の問題を抱えている方を対象にした段階です。ここでは、過去に心臓病(冠動脈疾患など)を経験した方々の健康を守ることに焦点を当てます。生活習慣の見直しはもちろん大切ですが、同時に薬物治療も始めます。スタチン系薬剤は、特に効果的で、LDLコレステロールを下げて心臓のリスクを軽減する役割を果たします。既に心臓病を抱えている方々にとって、二次予防は再発や悪化を防ぐために欠かせないステップです。

スタチン系薬剤の重要性

スタチン系薬剤は、血液中のコレステロールをコントロールする薬です。冠動脈疾患のリスクが高い方には、スタチン系薬剤を使うことが勧められます。これを使うと心臓の問題が少なくなることが分かっています。脂質異常症(高コレステロール血症)の治療には、スタチン系薬剤がとても大切です。

治療目標と薬物療法の必要性

一般の方、特に高齢者の患者さんでは、心臓や脳の問題は心配ですが、心筋梗塞、脳梗塞の既往がある方は特に注意が必要です。心臓や脳の疾患がある方は薬物療法を継続することが大切です。上記に示すスタチン系薬剤というものもあります。これを使うことで、心臓を守る効果が期待されます。

脂質異常症でご心配の方は当院へご来院ください

脂質異常症(高コレステロール血症)で心配の方はご相談にのります。個々の状態に合わせて治療を検討します。脂質異常症(高コレステロール血症)で悩んでいる方は東青梅診療所に一度ご相談ください!

 
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