男性性感染症について
少しでも異変を感じましたら
早めにご相談ください
疾患によって異なりますが、先ずは、検査によって病気を特定し、薬物による治療を行います(尖圭コンジローマに対する外科治療は現在施行していません)。
性感染症は、恥ずかしさもあるため、他の疾患に比べると、受診されにくい疾患ですが、感染中の性行為によって、大事なパートナーを含めて、沢山の人に広めてしまうこともあります。ヤバい!!と感じたその時に受診をしないと後で手遅れとなることがあります。気になる症状は早めにご相談ください。
CONSULTATION このような場合はご相談ください
- 尿からどろっとした膿が出ている
- 亀頭にぶつぶつがある
- おしっこする時に激痛が走る
- 喉が痛い
- 陰部がかゆい
- 発熱している
- 亀頭にカリフラワー状のできものができた
主な性感染症の種類
淋菌性尿道炎
感染機会から2~7日後に急に症状がでてくるのが特徴です。外尿道口より膿性(黄色~白色)分泌物が排出されます。排尿時に痛みが出て、放置してしまうと精巣上体炎や前立腺炎を呈し入院治療が必要となることもあります。
クラミジア尿道炎
クラミジアという細菌が原因で発症する尿道炎のことです。クラミジア感染症あるいはクラミジア性尿道炎と言います。自覚症状が出るまでに1週間以上かかることがほとんどで、症状としては膿が出て、尿道に違和感を覚えます。痛みはそこまで強くありませんので、放置してしまうことが多い性感染症です。10代後半~20代の性活動が盛んな若者に多い性感染症です。女性の約70~80%、男性の約50%は無症状だと言われています。女性は子宮頸管炎、骨盤腹膜炎や不妊に繋がる可能性もあります。
梅毒
感染経路として、通常の性交渉のみならず、オーラルセックスでもありえます。自覚症状がほとんどなく、気付かない間に全身に症状が広がり、皮膚粘膜病変のみではなく臓器症状や血管病変に至ることもあります。性感染症患者は同時罹患していることもありますので注意が必要です。
性器ヘルペスウイルス感染症
ヘルペスウイルスが原因の性感染症で、症状が治まっても体内でウイルスが潜伏を続けるため、再発してしまうリスクがあります。特に最初に感染した時の症状は強く、陰茎だけではなく肛門周辺まで小水疱ができかなり強い痛みが出ることが多いです。
尖圭コンジローマ
ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって発症するのが、尖圭コンジローマです。症状としては、亀頭やその周辺に突起ができて時間が経つと大きくなっていきます。ヒトパピローマウイルスは体内に潜伏し、ある日何かのきっかけにより症状が出てくるのが特徴です。