白内障~見えづらさ、それ白内障かもしれません~|青梅市の泌尿器科・内科|東青梅診療所

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白内障~見えづらさ、それ白内障かもしれません~

見えづらさ、それ白内障かもしれません

~白内障の症状・原因・治療と、当院でできること~

「最近、新聞の文字がかすんで読みにくい…」
「明るいところでまぶしくて目を細めてしまう…」
そんな見え方の変化、もしかすると“白内障”が始まっているサインかもしれません

白内障は、年齢とともに誰にでも起こりうる目の病気です。進行はゆっくりですが、放っておくと日常生活に支障をきたすようになります。ですが、適切に対処すれば視力を取り戻すこともできます。

白内障の症状、原因、治療法、そして当院での対応について、説明します

  • 白内障の症状とは?疑いがあるときはどうすればいい?

  • そもそも白内障とは?

  • 白内障と間違えやすい病気とは?

  • 白内障の検査と治療法

  • 白内障でお困りの方は当院へご相談ください


1. 白内障の症状とは?疑いがあるときはどうすればいい?

白内障が進むと、視界がぼやける、かすむ、まぶしさが強くなる、二重に見えるといった症状が出ます。
具体的には…

  • 曇ったガラス越しに見るように、物がはっきり見えない

  • 晴れた日の屋外や夜間の車のライトがまぶしい

  • 新聞やスマホの文字が読みにくい

  • メガネを変えても見えにくさが改善しない

こうした見え方の変化を「年のせい」と見過ごしている方も少なくありません。しかし、白内障は正しく診断し、治療すれば改善可能な病気です。

気になる症状があれば、ぜひ早めに眼科を受診しましょう。


2. そもそも白内障とは?

私たちの目の中には、「水晶体」というカメラのレンズのような透明な部分があります。
白内障は、この水晶体が白く濁ってくる病気です。

原因の多くは「加齢」。
年齢とともに水晶体内のタンパク質が変性して濁り、光が通りにくくなります。

白内障は誰にでも起こり得る病気で、60代の約7割、70代で約8~9割、80代ではほとんどの方が白内障の所見を持つといわれています。

また以下のような人は、白内障になりやすい傾向があります:

  • 紫外線を長年浴びてきた(屋外作業が多い方など)

  • 喫煙習慣がある

  • 糖尿病がある

  • ステロイド薬を長期間使用している

  • 目の手術歴やケガがある


3. 白内障と間違えやすい病気とは?

視力が低下したからといって、すべてが白内障というわけではありません。似たような症状を起こす目の病気もあります。

  • 緑内障:視野が徐々に欠けていく病気。進行するまで気づきにくく、放置すると失明することも。

  • 加齢黄斑変性:物の中心が歪んで見えたり、黒く欠けて見える病気。

  • 糖尿病網膜症:糖尿病によって網膜が傷む病気。視力が急激に低下することもあります。

  • 老眼:ピント調節の力が衰えることで近くが見えにくくなる加齢現象。

眼科では、視力検査や眼底検査、眼圧検査などを組み合わせて、正確な診断を行います。
白内障かどうか、あるいはそれ以外の病気が隠れていないか、総合的に確認することが大切です。


4. 白内障の検査と治療法

■ 検査

白内障の診断には「細隙灯顕微鏡検査」と呼ばれる、専用の機器を用いた目の診察を行います。
視力検査や散瞳検査(瞳孔を広げて目の奥を見る)も合わせて実施します。

■ 治療

白内障が進行し、見えにくさが日常生活に支障をきたすようになったら、手術による治療を検討します(当院では手術は施行していないため、ご希望の医療機関、またなければ当方からおすすめの医療機関をご紹介いたします)。

白内障の手術は、濁った水晶体を取り除き、代わりに人工のレンズ(眼内レンズ)を挿入する手術です。
現在では日帰り手術が主流で、手術時間は10~30分ほど。痛みもほとんどありません

挿入するレンズは、保険診療で選べる「単焦点レンズ(遠くまたは近くのどちらかにピント)」のほか、希望に応じて「多焦点レンズ(遠くも近くも見える)」もあります(自費診療)。

手術後は翌日から視力が回復する方も多く、生活の質が大きく改善します。


5. 白内障でお困りの方は当院へご相談ください

当院・東青梅診療所眼科では、日本眼科学会専門医・武信 敦里 医師が診療を担当しております。
患者さまお一人おひとりに、やさしく丁寧に診察・ご説明いたします。

白内障の診断、視力低下の原因の特定、手術が必要かどうかの判断、手術前後のフォローまで、しっかり対応いたします。

「白内障と診断されたが不安…」
「手術を受けるべきか悩んでいる」
「他の病気との違いを知りたい」

そんなお悩みがある方は、お気軽に当院へご相談ください

白内障は手遅れになる病気ではありません。ですが、進行すれば日常生活に支障が出ることもあります。
「ちょっと見えづらいな」と感じた時点での受診が、明るく快適な視界を取り戻す第一歩です。

ご予約には24時間自由にお申込みいただけるWeb予約が大変便利です。ご予約いただいたほうが、待ち時間も少なくご案内することができます。 下記のURLから簡単にご予約いただけます。
 
当院では、時間帯ごとに予約を区切っておりますので、ご来院の目安としてお越しください。
 
 
文責
東京都青梅市 東青梅診療所
副院長:武信 敦里

 

 


【参考文献・出典】
  • 慶應義塾大学病院 KOMPAS「白内障」

  • 日本眼科学会 専門医ガイドライン

  • National Eye Institute(米国国立眼研究所) Cataract Facts

  • American Academy of Ophthalmology(AAO) Cataract Surgery Overview

  • Progress in Retinal and Eye Research, Ophthalmology(Elsevier)