血尿・尿が赤い・健診で血尿の指摘etc|青梅市の泌尿器科・内科|東青梅診療所

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血尿・尿が赤い・健診で血尿の指摘etc


目次

  1. 尿の色が赤っぽくなっていませんでしたか?
  2. そもそも血尿とは
  3. 血尿で考えられる病気
  4. 血尿の検査・診断方法
  5. 血尿の治療方法
  6. 血尿でお悩みの方は当院へご来院ください
 

尿の色が赤っぽくなっていませんでしたか?

 
健康診断や病院の尿検査で、「おしっこに血が混じってます」や「尿潜血が陽性です」と言われたことがありませんか?
 
尿に血がまじることを血尿といいます。血尿は、尿を産生する腎臓や、腎臓〜尿道までの、尿の通り道(尿管・膀胱・尿道)に病気がある可能性を教えてくれるサインです。
 
肉眼的血尿(見た目で真っ赤なおしっこ)が出た場合は「疲れているからかな〜」とか「お酒飲みすぎたからだよな」なんて考えを持ってしまいがちですが、この考えは間違いです。泌尿器癌の可能性を含めた詳細な精査が必要です。まずは、当院にご相談ください。
 

そもそも血尿とは?

尿中に赤血球が5個/HPF以上(顕微鏡の400倍視野で見た状態です)である場合を「血尿」と定義し、尿試験紙法がスクリーニングに使われます。肉眼的血尿は1Lの尿に1mL以上の血液が混じる状態です。血尿を見つけた場合、尿路系悪性腫瘍(いわゆる“がん”)が診断される可能性以外に、感染症、尿路結石、まれな状況ですが、骨盤部への放射線照射などの後遺症や、血管性病変などの危険因子が挙げられます。50歳以上の無症候性肉眼的血尿(症状がなく肉眼的血尿が出る場合)では、膀胱癌が最も多く見られます。
下の写真は、左が500mlの生理食塩水に1mlの血液を入れた状態、右が500mlの生理食塩水に10mlの血液を入れた状態です
 
 
 

血尿で考えられる病気

 
 血尿の原因は、泌尿器科領域では、悪性腫瘍や尿管結石、膀胱炎や腎盂腎炎などの感染症、腎臓内科領域では糸球体腎炎などがあります。腎臓で血液から尿をろ過する部分である糸球体に問題がある場合は、顕微鏡的血尿と呼ばれる症状が現れ、さらに尿に蛋白が混じる蛋白尿を呈することがある場合は腎臓内科での精査が必要になります。
 
悪性腫瘍は、膀胱癌、腎癌、前立腺癌、尿管癌、腎盂癌などがあり、早期発見が必要です。膀胱癌は顕微鏡的血尿で診断される悪性腫瘍の中で最も多いです。
 
血尿に痛みを伴う場合は、尿路感染症や尿路結石の可能性があります。膀胱炎でも状態が悪化すると血尿を伴うことがあります(出血性膀胱炎)。腎臓の血管の奇形、動脈瘤などでも、まれに血尿が現れることがあります。特に見た目が濃い血尿や、尿に凝血槐が混ざる場合は、緊急性が高いので早急な原因究明が必要です。
 
これらの病気を早期に発見するためには、健康診断や人間ドックなどの尿検査が重要です。健康診断で血尿が見つかった場合は、症状がなくても早めに受診することをおすすめします。健康診断を受けっぱなしで放置していませんか?血尿が見つかった場合には、症状がないからと放っておかず、はやめに当院の受診をおすすめします。 
 

血尿の検査・診断方法

 
健康診断やかかりつけの病院で血尿を指摘されたら、当院へご相談ください。当院では尿検査のほかに超音波検査を行います。超音波検査は簡単に行え、また痛みもなく、がんや尿路結石の有無などさまざまな情報が得られる有用な検査です。もし、なんらかの疾患が疑われた場合には、さらにCTやMRI、採血、膀胱鏡など、必要な検査をマネージメントします(もちろん、検査は患者さんとお話しのうえ決定します。痛みを伴うような侵襲的検査は施行しないので安心して受診してください)。
 
 CTやMRIなどの検査は、青梅市立総合病院などの近隣の基幹病院へ、当院から予約を取ることができます。
 
 また、当院の膀胱鏡検査は、痛みの少ないやわらかい電子スコープを用いて膀胱の中を観察することが可能です。いずれの病気にしても、早期発見により、体に負担のすくない治療が可能(内視鏡手術など)になります。おしっこをしていて、あれ!と思ったら、当院へご相談ください。
 
 

血尿の治療方法

 
血尿の治療方法は、原因によって異なります。一般的に、血尿の原因となる疾患や病気を治療することが重要です。
 
以下は、一般的な治療方法の例です。
 
  • 尿路感染症(膀胱炎、腎盂腎炎など):抗生物質を使用して治療します。適切な薬剤を使用し、疾患・症状により治療期間は異なります。
  • 腎臓結石・尿管結石:結石の大きさと種類、結石の存在部位に応じて、薬物療法、手術、または体外衝撃波を検討します。
  • 膀胱がん・腎盂尿管がん:手術、放射線療法、化学療法などの治療法があります。
  • 腎臓がん:手術、放射線療法、分子標的薬などの治療法があります。
  • 糸球体腎炎:腎臓内科に紹介となります。病態によって治療方法は異なります。
  • その他:ナットクラッカー症候群、腎動脈瘤、放射線性膀胱炎、外傷、それぞれ治療法は異なります
 
 
 

血尿でお悩みの患者さんは当院へご来院ください

 
当院では血尿で悩んでいる貴方のために、最適な診察や検査、治療まで丁寧な対応を意識しております。症状は同じでも患者さんそれぞれに個別具体的な治療や予防方法についてご提案・ご説明いたします。少しでも気になる症状や違和感が発生している場合は、東青梅診療所に一度ご相談ください!
 
ご予約には24時間自由にお申込みいただけるWeb予約が大変便利です。ご予約いただいたほうが、待ち時間も少なくご案内することができます。
下記のURLから簡単にご予約いただけます。
 
当院では、時間帯ごとに予約を区切っておりますので、ご来院の目安としてお越しください。
 
 
文責
東京都青梅市 東青梅診療所
院長:武信 康弘