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東青梅診療所 2017年インフルエンザワクチン接種について

[2017.10.22]


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インフルエンザワクチンについての情報を提示しておきます。

インフルエンザ

  • インフルエンザとは、気道粘膜にインフルエンザA、もしくはBウイルスが感染して引き起こされる呼吸器感染症である。季節型インフルエンザは例年12月~3月頃に流行し、例年1月~2月に流行のピークを迎える。
  • 上気道、下気道症状に加え、発熱、頭痛、筋肉痛を伴う。 
  • 症状経過は、約5日間〜7日間程度発熱が持続、状態により肺炎などの呼吸器合併症、さらに脳炎などの重症合併症併発することもある。

 

インフルエンザワクチン
現在国内で用いられている不活化のインフルエンザワクチンは、インフルエンザの発症予防や、発症後の重症化や死亡の予防に関しては、一定の効果があるとされています。特に以下の人はインフルエンザにかかると重症化しやすいため、予防接種法に基づいて定期接種の対象者となっています。
  • 65歳以上の人
  • 60~64歳で、心臓、腎臓もしくは呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活を極度に制限される人
  • 60~64歳で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な人

また、上記以外でインフルエンザワクチン接種が推奨される方として

  • 小児・成人(生後6ヶ月以上のすべての人に勧める)→米国疾病予防管理センター (CDC) の推奨
  • 妊娠女性(妊娠全期間の妊婦も接種可能と産婦人科学会が明記)
  • 気管支喘息、閉塞性肺疾患、肺気腫などの患者

患者さんの中では、インフルエンザワクチンを注射したことによって、インフルエンザになった事があるとおっしゃる方がいますが、現状では、そういった事を裏付ける臨床的な裏付けはありません。インフルエンザワクチンは不活化ワクチンです。不活化ワクチンは、インフルエンザウイルスの活性を失わせ、免疫をつくるのに必要な成分を取り出して病原性を無くして作ったものです。したがって、ウイルスとしての働きはないので、ワクチン接種によってインフルエンザを発症することはありません(厚生労働省のHPより一部引用)。

インフルエンザワクチンの効果について

インフルエンザワクチン接種は100%の発症予防を約束するものではありません。インフルエンザの重症化や肺炎などの合併症、死亡率を低下させることが大きな効果です。特に、高齢者、妊婦、施設居住者であればより重要です。
インフルエンザによって入院し、その結果として体の動きや認知機能が弱ってしまう高齢者は多々いらっしゃいます。また、そうでない若年で健康な方でも、周囲の方にインフルエンザを感染させにくくするという効果があります。インフルエンザに限らず、ワクチンには自分だけではなく、周りにいる体の弱い方を守るという社会・経済的な意味があります。

 

上記で、ワクチンの効果は理解いただけましたでしょうか?

簡単に言えば、インフルエンザワクチンは車のシートベルトのようなものです。シートベルトをしていたから、交通事故にあわないわけではありませんが、事故での死亡率や、交通外傷の重症化は防げます。皆さんは、自分の大事な方を、自分の運転する車に乗せるときに、シートベルトを外しますか?普通はシートベルトをつけますよね。インフルエンザワクチンも同じです。インフルエンザワクチンの接種推奨は10月〜12月くらいまでです。通常接種後5〜6ヶ月間程度は効果が持続します。

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